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静岡県静岡市安倍川

静岡市葵区と駿河区を流れる安倍川は51㎞にわたって静岡市を流れ、駿河湾へと注ぎます。

源流の大谷崩れは富山県の鳶山崩れ、長野県の稗田山崩れとともに日本三大山岳崩壊(日本三大崩れ)の一つに数えられており、宝永4年(1707年)の大地震で斜面が崩壊し、現在もその際のすさまじさを垣間見ることができます。

駿河区で発見された弥生時代の集落、水田遺構である登呂遺跡も歴史の教科書などでおなじみですが、安倍川とゆかりのある史跡であり、水田遺構としては東アジアでも初めて発見されたものです。

登呂遺跡は安倍川の自然の氾濫により上流からの土砂が堆積してできた自然の堤防を利用して作られており、安倍川の水を有効活用した当時の人々の暮らしを知る貴重な遺跡となっています。

また、静岡銘菓の安倍川もちは、江戸時代初期に安倍川の大規模な治水工事を行った徳川家康が安倍川近くの茶屋で休憩した際に、店主が安倍川上流で採取される砂金をモチーフに、つきたての丸餅にきな粉をまぶして献上したことからこの名がついたとされています。

安倍川の上流域ではその清らかな清流を利用したわさび栽培も盛んで、葵区有東木地区はわさび栽培の発祥の地としても知られています。

徳川家康に献上した際には「これぞ天下一品」と褒めたたえられて、この地域のわさびは特段の配慮がなされたそうです。

紅葉の名所としてもしられる上流付近の梅ヶ島温泉は、南アルプスのふもとに位置し近年の秘湯ブームもあって多くの湯治客が訪れます。

開湯は1700年前とも言われ、武田信玄の隠し湯とも言われています。

温泉を利用した観光施設の「おゆのふるさと」では源泉にも触れられるほか、近くには日本の滝百選の一つで80mを流れ落ちる安倍の大滝もあります。

安倍川と並行するように走る梅ヶ島街道には、安倍の大滝だけでなく三段の滝、恋ヶ滝、赤水の滝、宝月の滝など様々な滝を見ることができます。10月上旬の紅葉の季節には色彩のコントラストに滝の清流が映える景観に多くの観光客を魅了しています。

街道沿いには飲食施設、テニスコートや武田信玄の隠し湯としても名高いコンヤ温泉なども人気ですが、おすすめは安倍川の清流に親しむことのできる施設、魚魚の郷です。

川沿いに遊歩道も整備されており、夏でもひんやりとした空気が漂い、マイナスイオンを浴びながらの散策は癒されると大変好評です。

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