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尾瀬の郷片品湧水群

尾瀬の郷片品湧水群は、尾瀬・日光国立公園内の大変美しい環境に囲まれた群馬県片品村全域を対象とする湧水群です。

2000メートル級の山々に降った雨が、長い時間を経て自然ろ過された良質な「湧水」が豊富で一日に11,000トンあり、村内全域の簡易水道や登山の水場として村民をはじめ、多くの来訪客にも利用されています。

湧水箇所はいずれも森林内にあり、湧水の源となる周辺流域は尾瀬の湿原、日光白根山のオオシラビソ林、武尊山のブナ林などをはじめ、貴重な動植物の宝庫です。

この湧水を保全するために尾瀬周辺の流域全体の水源涵養機能や自然環境を守ることを重要と考え、森林組合やボランティアによる計画的な森林整備と上下流交流の植林体験会が毎年行われています。

自然保護の考え方に対する基本的な概念を形成することに寄与しているとして、農林水産省からこの取り組みが表彰されるほどとなっています。

尾瀬は日本の自然保護運動のメッカとも位置づけられる場所です。

そのためもあってボランティア団体などと連携を図りさまざまな自然保護活動が行われています。

湧水を利用した水場のひとつである観音様の水は地域住民が毎月一回清掃活動を行い、清らかな水の確保に努めていますし、8月の15日には水の神にささげる盆踊りも開催されて、地域住民の交流の場ともなっています。

片品村が湧水群全体の維持管理の主体者ですが、実情は地域住民による自発的なボランティアによるものが大きく、水道水の原水として利用する取水口のみ片品村による管理となっています。

片品村約1700世帯が使用している水道の水源はすべてこの片品湧水群から引いており、家庭、民宿、旅館などや公共施設の水道から安心安全でおいしい水が利用できるのです。

また、湧水を利用した水場である尾瀬の自然保護のきっかけとなった「岩清水」や「観音様の水」は気軽に水が飲める場所を整備して、その場で飲んだり、容器に入れて持ち帰られるようになっています。

周辺の観光施設や道の駅などでは片品村の湧水を使って作られた、豆腐や清酒、日本そばなども販売されています。

尾瀬の郷片品湧水群の水は厚生労働省が発表している「おいしい水」の水質条件項目にもピッタリとマッチしており、片品村の観光資源のひとつとしても大きな役割が期待されています。

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カテゴリー
更新履歴
静岡県静岡市安倍川(2014年7月21日)
尾瀬の郷片品湧水群(2014年6月10日)
群馬県上野村神流川(2014年6月 1日)
鶴岡市大鳥川(2014年5月24日)
平塚市金目川(2014年4月26日)